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【感動する話・動物編】深イイ話!愛犬を亡くした6歳の少年の言葉が感動的

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人は感動すると心が温まり胸がいっぱいになったり、癒されたり、心動かされるものです。

今回は、そんな感動するお話で深イイ話をご紹介します。

愛犬を亡くした6歳の少年の言葉が感動的です。

それでは紹介しますね。

獣医として

私は13年間、獣医を仕事としてきました。

私が住んでいる地域の動物を診てきました。

犬、猫、リスなど多くの動物を診る機会がありました。

その中でも、今回のお話は13年間の獣医として仕事をしてきて最も心を打たれたお話です。

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愛犬のロンとその家族

ある時、私はロンという名のトイプードルを診察しました。

そのロンは飼い主の佐藤夫婦とその子供の拓馬くんと一緒に私の動物病院にやってきました。

拓馬くんがぐったりとしたロンを抱っこして。

普通、6歳の少年であれば、このような状況の時、ボロボロと涙を流すのが普通ですが、拓馬くんは違いました。

拓馬くんはロンにしきりに話しかけ「ロン、もう大丈夫だよ。お医者さんのところにきたからね。」

ロンになす術がない・・

彼ら家族はロンをとても愛していて、どうか奇跡が起こって欲しいと強く願っていました。

しかし、ロンは末期がんに侵されており、もう打つ手はありませんでした。

私はロンを苦しみから解放するために、彼ら家族に「ロンを安楽死させてあげたほうがいいかもしれません。」と勧めることしかできませんでした。

すると佐藤夫婦は、私の提案を受け入れて、拓馬くんをロンの安楽死に立ち合わせてあげたいと言ってきたのです。

それは「その体験から拓馬が何か学べることがあるかもしれない。」と佐藤夫婦は考えたようです。

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ロン、ありがとうね

翌日、私はロンの安楽死に彼の家族と共に立ち会いました。

拓馬くんはとても落ち着いていて、「ロン、今まで本当に頑張ったね、ありがとうね。」と言いながら、最後までロンを優しく撫で続けていました。

10分後、ロンは静かに息を引き取りました。

拓馬くんは安楽死を穏やかに受け入れてるように見えました。

さすがの拓馬くんもこの時は泣いていました。

ロンの死後、私は彼ら家族と少し話をしました。

そこで話題に挙がったのが「なぜ動物は人間より寿命が短いのだろう。」という悲しい事実に対する疑問でした。

拓馬くんの言葉

その時、拓馬くんが突然言ったのです!

「僕、その理由知ってるよ。」

私たちは驚いて彼を見つめていました。

その直後、私は驚きました。私はあれほど心が慰められる言葉を聞いたことがなかったからです。

拓馬くんはこう言ったのです。

「人は生まれて来てから誰かを愛することや幸せに生きる方法を覚えるでしょう。

でも犬はその方法をはじめから知ってるんだよ。だから長く生きる必要がないんだよ 。」

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