人は感動すると心が温まり胸がいっぱいになったり、癒されたり、心動かされるものです。
今回は、そんな感動するお話で本当に泣ける実話をご紹介します。
兄が私にしてくれた行動が感動的です。
どうぞ読んでみてくださいね。
中学生の時、いじめに・・
私は中学の頃、学校でいじめにあっていました。
同級生のいじめが怖くて、教室に入れなくなって、いつも保健室に通っていました。
ただ、いじめのことは家族の誰にも言っていませんでした。
私のただのわがままで保健室に通ってると担任と両親は思っていたようです。
その後、私へのいじめは日々、エスカレートしていきました。
でも、私は周りに心配かけたなくて、いつも無理して笑っていました。
一番辛かったのは、小学校から仲の良かった友達までも私のことをいじめ始めたこと。
もう辛すぎる
だから、「私はこの世にいる意味なんてない。生きるのが辛いよ・・。さようなら・・。」と、死ぬことを決めた日、私の3才上の高校生の兄が就学旅行のおみあげをくれたのです。
それはどこにでも売っているような普通のオルゴールでした。
京都に行ってきたはずなのに・・笑
小さい時から私は兄といつも一緒にいましたが、兄にはいつもいじめられていました。
そんな兄にされたことと、今の学校での状況がリンクして、私は兄からのおみあげを
「こんなのいらないって!」
と壁に投げつけてしまいました。
そのオルゴールから
兄からもらったオルゴールは壁に当たったことで鳴り始めました。
題名はわからなかったけど、
「涙など見せない強気なあなたをこんなに悲しませてるのは誰なの?」
ていう歌詞の曲が・・・。
兄はうつむいて、そっとそのオルゴールを拾おうとしゃがみました。
その時、兄は泣いていました。
私は初めて兄が泣いてるのを見て唖然としていると兄がぼそりと言ったのです。
兄のやさしさ
「お前をいじめていいのは兄貴の俺だけだ。それ以外の奴がお前をいじめるのを許せない。」
「俺は知ってるよ。お前が家で我慢して笑ってること。小さい頃からいつも俺の前で泣いていたんだから我慢なんかしなくていいんだぞ。」
「俺はお前をいじめてばかりの兄貴だけど、他人に自分の妹をいじめられて黙っている兄貴じゃないからな!」
私は兄の優しい言葉で学校でいじめられていることを全部伝えました。
何をしゃべっているか聞き取ることができないほど、わんわんと泣いていましたが、兄は最後まで黙って聞いてくれました。
全て話すと「よく頑張った。」とそれだけを言って、私の頭をそっとなでてくれたのです。
「今日はしっかりと寝るんだぞ。だけど、明日は学校行かなくていい。」と言って、部屋から出て行きました。
その後、兄と母親が私のことについて話をしている声が聞こえました。
いじめがなくなっていた
翌日から私はしばらくの間、学校を休みました。
再び登校すると私へのいじめはなくなってたのです。
私は不思議に思って担任に聞くと、どうやら兄が中学校の教員室に乗り込みブチギレたようだったのです。
さすがにこのことで、教師たちもあわてて、いじめの件を調べることに。
その結果、私を含めた多くの人がいじめにあっていたことも判明しました。
私の結婚式で
その後、私は今の旦那と知り合い結婚式を挙げた時、
兄貴は「小さい頃から俺は妹をいじめて泣かしてきました。でも昔から妹をいじめる奴は俺が許すことができません。」
「これからは俺が傍にいることができないので、どうかこれから俺の代わりに守ってやってください。よろしくお願い致します。」
そして、月日は流れて、兄の結婚式。
「今日は兄ちゃんの結婚式だね。私の結婚式のお返しに、今日は私がお兄ちゃんを泣かすからね。」
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