NHKプロフェッショナル仕事の流儀に出演するのは数寄屋(すきや)大工の升田志郎(ますだしろう)さんです。
中村外二工務店の大棟梁で当代随一の名工と名高い職人です。
そこで、数寄屋大工の升田志郎(ますだしろう)の作品や中村外二工務店はどこ?経歴や年収についてまとめてみました。
「日本の美」の数寄屋建築を手がけている升田志郎さんは、胃がんのため、数年後には引退を覚悟しているそうです。
テレビでは100年ぶりの大改修となる老舗料亭の和客室作りの現場に密着するそうで名工の技と、後世に伝えたい職人の信念に迫るそうです。
数寄屋(すきや)大工の升田志郎棟梁について掘り下げていきましょう。
数寄屋(すきや)造りとは
数寄屋大工とか数寄屋造りとか言われていますが、そもそも数寄屋(すきや)大工と何でしょうか。
数寄屋造りとは
・和風の邸宅で費用を惜しまずに建てた立派な建物のこと。
・茶室に代表される奥深い“わびさび”の空間のこと。
調べてみるとこのようにあります。
つまり、簡単に言うと、お茶室のようです。
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数寄屋大工や宮大工や大工の違い
次に、数寄屋大工、宮大工、大工の違いは何でしょうか。
簡単にまとめるとこのようです。
大 工:住宅や木造の建築専門の大工
宮大工:神社や仏閣の建築専門の大工
数寄屋大工:お茶室の建築専門の大工
升田志郎のプロフィール経歴
名前:升田志郎(ますだしろう)
生まれ年:1951年
出身:京都市
職業:数寄屋大工
役職:中村外二工務店 大工棟梁
師匠:名匠・中村外二(そとじ)
受賞:平成26年度厚生労働大臣「現代の名工」表彰受賞
1967年、16歳で数寄屋の「大工の神様」として知られる中村外二棟梁に弟子入りします。
京都の様々な数寄屋師の技術を学び、25歳の時から大工世話役(棟梁)としてお茶室の墨付けを任され現在に至ります。
升田志郎さんの才能は、樹齢100年を超える木材の美しさを極限まで引き出す卓越した技術を持っています。
また、光や影の差し込み具合までも細かく計算しつくされた圧倒的なセンスで唯一無二の空間を生み出すそうです。
升田志郎さんは大工一筋50年です。
現在、築100年を超える老舗料亭の大改修をされているそうですね。かつて今までに扱ったことのない規格外の大きな木材に挑むそうです。
良い大工は良い木を見極めることができるそうです。升田志郎さんは、平成26には、厚生労働大臣から「現代の名工」として表彰されています。
仕事でもスポーツでも、人生をかけた大仕事に取り組む事ができるチャンスがあることはとても幸せなことですね。
そんな升田志郎さんが手掛けた代表作品についてみていきましょう。
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升田志郎の代表作品
・京都迎賓館主賓室座敷
・ジョンレノンやロックフェラーなどの邸宅
・中里太郎衛門茶室
・小松市仙叟屋敷・玄庵
・伊勢神宮
・日本を代表する数寄屋建築
・葵hotel KYOTOの301号室
ロックフェラーの邸宅については建築家吉村順三のデザインだそうですが、アメリカに行って数寄屋建築を手掛けたそうです。
升田志郎が手掛けた作品画像
・京都迎賓館主賓室座敷
・ロックフェラーの邸宅
・小松市仙叟屋敷
葵hotel KYOTOの301号室
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中村外二工務店の場所はどこ
工務店:中村外二工務店
住所:〒603-8165 京都府京都市北区紫野西御所田町15
電話:075-451-8012
※興石は、数奇屋建築の中村外二工務店の設計および建築施工会社として1984年7月、中村義明によって創業され、1988年には指物部と家具部を開設いたしました。
<地図>
升田志郎の年収
升田志郎さんの年収はどのくらいあるのでしょうか。
平均年収.JPによると、
大工の平均年収は 約356万円。
ボーナスありの場合 約456万円。
同じ大工でも業種によって年収の金額は多少違うようです。
ハウスメーカー:460万円
建築会社 :450万円
工務店 :450万円
リフォーム会社:460万円
升田志郎さんは大工の道一本で大棟梁です。
ベテランの中には年収が800万円~1000万円を超える人もいるそうです。
升田志郎さんはトップクラスの数寄屋大工なので1000万円くらいあるのではないでしょうか。