飼い主なら愛犬が手足を舐める姿を見ることがあると思います。
猫のように犬も舐めて毛並みを整えます。
しかし、あまり一ヶ所を舐め続ける場合は毛づくろいではないことがあります。
そこで、犬が手足をなめる理由や原因、体の不調や病気の疑いについてご紹介します。
犬はなぜ手足を舐めるのでしょうか?
その原因は体の不良や、場合によっては病気を疑う必要があります。
原因を見つけてあげて、早めに改善をしてあげましょう。
犬が手足を舐める理由や原因
痒い、痛いなどの違和感
犬は痒みや痛みにより、手足を舐めてしまうことがあります。
特に肉球の間は、汗をかく場所でもあるためとても蒸れやすい場所です。
蒸れてしまい痒くなり、そこを舐めてさらに悪化させてしまうことがあります。
お散歩の後に足を洗った後は、必ず綺麗に乾かしてあげるようにしましょう。
ストレスからくる行動
獣医さんに相談して何も問題がなかった場合、その多くは日頃の運動不足や不安からくるストレスが原因です。
お留守番や、飼い主さんが忙しい時、大半の犬はお昼寝をして過ごします。
しかし、ストレスを感じている子は精神的に休むことができません。
自分を落ち着かせようと、体や手足を舐めることがあります。
必要以上に舐めているのを見つけたら辞めさせる必要がありますが、時には飼い主さんの気をひくための行動になってしまうこともあります。
人間もたくさん遊んでたくさん運動した後は、ぐっすり眠れます。普段よりも激しく遊ばせてあげたり、お散歩を増やしてあげたりして、少しでもストレス発散をしてあげることが大切です。
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可能性のある病気の疑い
皮膚炎
アレルギーや細菌などが原因で痒みが出ている場合があります。ひどい場合は獣医さんへの相談が必要です。
食事やシャンプーを変えてみたり、足の裏を清潔に保つように心がけてあげることが大切です。
ケガ
靴を履いていない犬は足の裏に小さな怪我をしてしまうことがあります。
毛に覆われているためわかりづらい場合がありますが、傷口を舐めすぎてしまい化膿してしまうこともあります。
指の間までしっかり確認してあげてください。
がんや関節炎
外からはわかりづらい場合がありますが、手足に違和感を感じている可能性もあります。
触ってみてシコリのようなものがないか、歩き方に変な様子はないかなど、普段の様子をよく観察してあげる必要があります。
可能性のある体の不調
犬は、運動不足からのストレスや体の不調が酷くなってしまうと精神的な障害になってしまう場合があります。
体や手足を舐め続けていないと落ち着かないようになってしまい、ただれてしまったり、毛が抜けてしまっても舐め続けてしまうことがあります。
人間の精神的な障害のように、手を洗っても気が済まず何度も何度も洗い続けてしまうな行動と同じです。
その場合、まず犬のストレスの軽減が先決ですが、あまり酷くなってしまった場合は、安定剤などのお薬使用の検討が必要な場合もあります。
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まとめ
犬が手足を舐める行動は全てが問題になるわけではありません。
少し舐める程度は、犬にとって当たり前の行動です。
飼い主さんも過敏になりすぎない程度に愛犬を観察してみましょう。