犬の飼い方やしつけの中でよく耳にする「信頼関係」。
信頼関係は築こうと思ってすぐ築けるものではありません。
そこで、愛犬とのコミュニケーションの取り方と信頼関係の築き方や作り方についてご紹介します。
人間社会で生活をしていく愛犬にとって、頼れる存在というのは必ず必要です。
愛犬と楽しい生活を送るために、飼い主はどんなことをしてあげたら良いのでしょうか。
犬にとって信頼できるリーダーとは
いろいろな犬種が一緒に生活していると、体の小さい犬が一番強いリーダーなんてこともよくあるのが犬社会です。
犬にとって信頼できるリーダーは力の強さではなく、どんな時でも頼れるかどうかです。
・怖い時に守ってくれる。
・良いこと、悪いことを教えてくれる。
・楽しい時には一緒に楽しんでくれる。
そういった当たり前のことで信頼関係は築かれます。
人間が全てにおいて犬より上に立とうとして威圧的になってしまうと、犬も信頼どころか心を閉ざしてしまうことだってあります。
犬は一緒にいて安心できる存在が必要なのです。
人間も真剣に叱ってくれる、一緒に笑ってくれる、いざという時には守ってくれる上司は自然と信頼できますよね。
そうでないと表面だけの関係になってしまいます。
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愛犬とのコミュニケーションの作り方のポイント
たくさんほめてあげる
人間と同じ言葉を持っていない犬は、一生懸命説明しても理解ができません。
良いこと悪いことを教えるときもわかりやすいように伝える必要があります。
犬は楽しいことが好きな動物です。
とくに飼い主が喜んでくれることが大好きなので、いつどんな時にどんなことで喜んでくれるかをよく覚えています。
生活の中で、こうしてほしいと思ったことを愛犬がしてくれた時、飼い主がたくさん喜んであげることで、良いことだというのが伝わります。
例えば、
「おすわり」といったら上手にできた。
・名前を呼んだら振り向いてくれた。
・おもちゃを上手に持ってきてくれた。
・物音に対しても吠えずに静かにしていられた。
など。
日頃の何気ない行動をたくさん喜んであげることで、愛犬も嬉しくなり自然と飼い主の望むことをしてくれるようになります。
犬は嬉しいことを覚えることが得意です。
普段の生活のなかでたくさんの嬉しい瞬間を見つけてあげることがポイントです。
愛犬との信頼関係を築くポイント
しつけやルールを統一する
人間同士でも毎回言うことが違うと信頼を失っていきます。
人間の言葉が理解できない犬にとって、こうと決めたことを必ず守り抜く飼い主の頑固さがとても大事なのです。
例えば、
・普段から飛びつくのをOKにしているのに、突然「この服、新しいのになんで飛びつくの!?」と叱ってしまったら…。
犬にとってはなぜ、叱られたのか理解ができません。
・おすわりの練習の途中で「今できなかったけどいいか」とご褒美をあげてしまったら…。
何をやったら良いのかがわからなくなってしまいます。
可愛い顔についつい負けてしまいがちですが、愛犬のためにグッとこらえ頑固な飼い主になることも大切です。
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愛犬との信頼関係を築くためには
良い信頼関係を築きたいのは飼い主も愛犬も一緒です。
飼い主がこうしてと要求するばかりではなく、愛犬のために遊ぶ時間やお散歩、抱っこや撫でてあげるなど愛犬が喜ぶ時間もしっかりとってあげることも大切です。
愛犬は家族の一員であり、部下でも手下でもありません。
力持ちである必要も、喧嘩が強い必要もないのです。
愛犬との信頼関係を築くためには、たくさんの楽しい時を一緒に過ごすことで自然と築かれるものなのではないでしょうか。