最近はペット可能のマンションが増えて犬を庭に繋いで飼う家庭は少なくなりました。
外で生活するのが当たり前だった犬が室内で生活することで、多くの飼い主の悩みが「抜け毛問題」です。
そこで毛が抜けない犬や毛の抜けにくい犬種は?飼いやすい室内犬の特徴!としてまとめました。
犬種によって毛が「抜けにくい犬種」と「抜けやすい犬種」がいます。
これから新しく犬をお迎えする方が犬種選びの特徴を把握することは、今後の犬との生活において大事なポイントです。
掃除の手間だけでなくアレルギー対策としても飼いやすい室内犬の特徴を知っておきましょう。
犬の毛について
犬は2種類の毛で覆われているのをご存知ですか。
それは、オーバーコート(被毛)とアンダーコート(被毛)です。
オーバーコートの毛は、硬くてツンツンしている毛が特徴です。
アンダーコートの毛は、ふわふわとやわらかい毛が特徴です。
犬の種類の中には長毛、短毛など毛の長さの違いもありますが、大きく2つに分けることができます。
オーバーコートとアンダーコートを持つ犬種(ダブルコート)とほぼアンダーコートの犬種(シングルコート)がいます。
①ダブルコート(被毛)
真冬の寒さにも強い柴犬やゴールデンレトリバー、コーギーなどの犬種は、被毛が2層構造になっています。
熱や細菌を通さないためのオーバーコートと、その内側の保温効果の高い柔らかい毛質のアンダーコートです。
これによって体温調節をしている為、気温の変化によりアンダーコートが生えかわります。
1年に2回、季節の変わり目の換毛期にゴッソリと毛が抜ける子が多いです。
そのため夏と冬で全く別の犬のようになってしまう子もいます。
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<換毛期>
春⇒冬毛から夏毛へ生え換わる期間
秋⇒夏毛から冬毛へ生え換わる期間
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②シングルコート(被毛)
反対に、プードルやマルチーズなどの犬種も2層にはなっていますが、柔らかいアンダーコートが多くオーバーコートがとても少ないのが特徴です。
ダブルコートの犬に比べ被毛の層がないため寒いのが苦手です。
服を着せるのもかわいいおしゃれもありますが、寒さ対策のために着せている飼い主さんもいます。
アンダーコードの犬種は、季節に関係なく伸び続ける被毛なので、換毛期がなくゴッソリ抜けるということはありません。
そのため、「毛が抜けにくい犬種」「飼いやすい室内犬」としてはダブルコートの犬種よりシングルコートの犬種の方がおすすめです。
それでは、特に毛の抜けにくい犬種をご紹介します。
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毛の抜けにくい犬種は?
「毛の抜けにくい犬種」をいくつかご紹介します。
新しく犬をお迎えする方で、毛が抜けにくい犬種で悩まれている方は参考にされてみてはいかがでしょうか。
①プードル
賢く、甘えん坊な性格で、人気犬種第1位を独占のプードル。
ふんわりした巻き毛のシングルコートで、伸び続ける被毛が特徴です。
②マルチーズ
光沢のある真っ白の毛のマルチーズは、シングルコートの犬種です。
貴族に愛された気品高い見た目とは違い勇敢な性格も持っています。
③シュナウザー
シュナウザーは、硬い毛とふわふわの毛のダブルコートの犬種です。
ダブルコートですが、抜けにくい毛質を持っています。
がっしりした体格で、性格は頑固ですが明るく活発な犬種です。
④ミニチュアピンシャー
艶のある短毛でシングルコートのミニチュアピンシャー。
抜けにくい犬種として有名ですが、抜けないわけではありません。
短い毛のため、抜け毛が気になりにくいのかもしれません。
ただ、伸びる毛質ではないので、毛玉の心配はありません。
そのほかにも、ヨークシャーテリア、ビションフリーゼなどは比較的抜けにくいことで有名な犬種です。
シングルコートは毛が「抜けにくい犬種」と言われますが、毎日のお手入れが欠かせない犬種が多いです。
特に、伸び続けてしまうプードルやマルチーズなどは、定期的なカットも欠かせません。
目元の伸びすぎた毛によって、目の病気や皮膚病などが発症してしまうこともあります。
耳の中の毛も伸びてしまうため、定期的に抜いてあげるなど、ある程度の技術も必要です。
「抜けにくい犬種」が「飼いやすい犬種」だとは限りませんが、犬の大きさや性格、運動量と一緒に毛質についても検討してみてください。
毛が抜けない犬種は?
抜け毛がほとんどない(毛が抜けない)こんな犬種もいます。
チャイニーズクレステットドックのヘアレスタイプです。
肌が露出しているためデリケートですが、抜け毛はとても少なく世界的に人気のある犬種です。
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まとめ
犬でも犬種によって、毛が抜けにくい犬種、毛が抜けない(毛がほとんどない)犬種がいましたね。
新たに犬をお迎えする方にとって、どのような犬種ににしてもそれぞれ性格もあってかわいいと思います。
お散歩やペットショップなどで色んな犬と触れ合ってみたり、知り合いの方の犬と接してみて決めるのもいいかもしれませんね。