かわいい犬をペットとして飼うなら、やはり子犬の時期から飼われている家庭が多いと思います。
そんな家族の一員、子犬と一緒に遊んでいるうちに子犬が興奮して甘噛みをしてくることがあります。
今回は子犬が甘噛みをする時期や原因と理由について、甘噛みの予防や対処法についてご紹介します。
犬の甘噛みは普通に起こる事なので、誰しも経験するといいっても過言ではありません。
では、犬が甘噛みをする時期はいつなのでしょうか?
犬が甘噛みする時期
甘噛みは、子犬時代の一定の期間に起こります。
個体差はありますが、だいたい生後3か月程度から噛むようになり、生後7か月~1年程度で終わることが多いようです。
子犬は産まれてから一番最初に兄弟犬と遊びます。
その遊びの中でお互いに噛みつきあいながら、コミュニケーションをとっていくのです。
それに加えて、本来犬は動くものを追いかけて噛む習性があります。
甘噛みはどうしても避けては通れない、子犬が最初に学ぶコミュニケーション術なのです。
ですから、子犬時代に一定期間の間で、甘噛みは正常な行動として起こってしまいます。
ではなぜ甘噛みをするのでしょうか?
犬の甘噛みする理由や原因
①兄弟犬同士で遊びながら甘噛みする。
兄弟犬との遊びの中でじゃれあいコミュニケーションをとります。
犬は本来「かむ」という欲求が強く、兄弟犬同士で遊びながらじゃれ合ってかみ合いっこして遊ぶものです。
②歯がかゆくて甘噛みする。
子犬も歯が生え変わるものです。
歯が抜ける時は人間の子供と同じように乳歯から永久歯に生え変わります。
子犬が甘噛みする時期は歯が生え変わる時期です。
そのためどうしても歯茎がかゆくて、こすりたくなってしまうのです。
その方法として何かを噛む行為が発生してしまいます。
これは成長過程なのである意味仕方ない行動であると言えます。
③好奇心から甘噛みする。
動くもの、初めて見るもの、何か音が出るもの・・・
子犬はとにかくなんにでも興味津々です。
とにかく目にする初めてのものにワクワクします。
気持ちは一気にそちらに集中して目が釘付けになってしまいます。
そして、その好奇心は触ってみたいという気持ちから噛む行為へと繋がってしまうのです。
犬が噛む事は本能と言えるので意味仕方ない行動であると言えます。
しかし、犬の本能だから仕方ないと放置するのもよくありません。
甘噛みはずっと続いてしまうものではありませんが、子犬の頃からしっかりとしつけする必要があります。
噛む行為は人にとってはやはり危険なことで大きなケガにつながる恐れがあります。
そのためにも飼い主さんはきちんとしつけをして甘噛みの行為をやめさせます。
甘噛みをしなくなる対策をしましょう。
甘噛みの予防方法
①人の手や足で遊ばせない
甘噛みを最初から癖にさせないように子犬時代から人の手や足で遊ばせない方法です。
日頃の生活から癖をつけないようにするといいでしょう。
②動く素材の洋服を着ない
飼い主さんがヒラヒラするような服装をしないことで子犬の好奇心を抑えます。
子犬は動くものに興味があるため、服装に気をつけましょう。
このように、予防していても犬の本能から甘噛みが発生してしまうことがあります。
そのような時にはなるべく早くしつけてやめさせる方が賢明です。
ではどんな対処方法はあるのでしょうか?
甘噛みの対処法
①手を口の中に押し込んでみる
子犬は好奇心の塊です。
動くものを噛むのも本能です。
もし遊びの中で手を甘噛みされたら急に引っ込めたりせず、逆にその手を口の中へぐっと押し込んでみます。
子犬としては噛んだものは動かないで、逆に口の中に入ってくるのでどうしても口を開けます。
犬はとても不快な気持ちになるでしょう。
「甘噛みしたら不快になる」と子犬の時期に学習させます。
②大きな声ではっきりダメと言う
甘噛みされたら大きな声ではっきりと「ダメ!」「痛い!」など言います。
子犬も飼い主さんとの幸せな遊びの中で突然の大きなトーンにはとてもびっくりします。
これらを何度か繰り返すうちに、子犬は「甘噛みしたら不快になる」と学習させます。
最終的には甘噛み行為から卒業となるのでしょう。
③噛んでもよいおもちゃを与える
噛むことは犬の本能なので子犬の成長には必要です。
そのために子犬と一緒に遊ぶ時には「噛んでもよいおもちゃ」を用意します。
噛みたい欲求を満たしてあげるのです。
そうすれば人の手を噛んだり、家具など噛むことはなくなります。
まとめ
いかがでしたか?
ペットの犬の甘噛み。
どうしても子犬と甘噛みは切っても切れない縁と言えます。
何とか早くその状況から抜けたいですね。
そして、かわいい子犬が成犬になるまでに立派に育てたいものです。
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